御杖、曽爾、山添三村議会の議員が参加した研修会が2月6日、吉野郡川上村北和田の村ふれあいセンター内にある一般社団法人かわかみらいふで行われました。
川上村は、全面積の約95%が山林。
吉野川(紀の川)の最源流にあり、急峻な中に26集落が点在しています。
人口は約1100人で、高齢化率は55%を超えています。
ちなみに御杖村は人口約1400人、高齢化率は60%を超えています。
同法人は、「村民の笑顔 つなげます」をキャッチフレーズに8年前に設立。
吉野スーパーでの移動スーパー事業、ならコープ商品の宅配事業、灯油販売事業などを展開しています。
研修会には、御杖村議会から同僚議員が参加。
泉谷隆夫義長らの出迎えを受け、まず移動スーパーの販売商品やシステムについて、移動スーパーの車の中の販売商品をのぞきみながら、詳しく説明を受けました。
上の写真は、食料品を中心に500品目に及ぶ生活用品を販売している移動スーパーです。
この後、担当職員からの説明で、単純に生活用品の販売だけでなく、
・そのことで村民とのコミュニティの役目を果たしていること
・移動スーパーに看護師と歯科衛生士が同行し、高齢者の健康チェックを行っていること
で、行政と民間が協力して成果をあげていることに感銘を受けました。
三村議会の議員からは取り組みを評価する意見が相次ぎ、一週間かけて26集落を回り切ることで、道や山がおかしくなっていることをチェック。行政にすぐに連絡して事なきを得た事例などが報告されました。
これからの御杖村政を考えるうえで、ほんとうに有意義な研修会でした。
(写真は「かわかみらいふ」の担当者から詳しく説明を受ける三村議会の議員ら)